性教育ってどうせエロい話しかしないんでしょ？と嫌悪感を抱く学生もいるんだよなぁ。

みなさん、こんにちは！

千葉県船橋市の思春期こじらせ助産師、性教育とアロマを専門にやっている田村です。

太陽がさんさんと降り注ぐと、ちょいとまだ汗ばんでいるわたしですが、朝晩はだいぶ涼しくなりました。これをお読みのみなさんは体調崩したりはしていないですか？

わたしはめっちゃ元気です。

が、季節の変わり目だからか蕁麻疹が再燃していて、アロマにお世話になっているところです。

instagramときどき更新していますので、よかったらご覧ください！

性教育は下ネタのオンパレード！！？

先日、Yahoo!知恵袋でこんな質問が投稿されていました。

自分の中学校では毎年性教育講演があります。

その性教育講演ではセックスだの包茎だのものすごい下ネタを連発していました。

これって思春期の中学生には良くないんじゃないですか？

あ、わたしも連呼してたわ…。笑

たしかに世の中学生や高校生は、世の中ではいわゆる放送禁止用語を連発している人を間近に見ることもないだろうし、聞いてて恥ずかしさもあるだろうから、ドン引いてしまうのは仕方ないのかなと思います。ちょっと刺激的な感じ？

だけど、この質問を見て反省しました。こういうふうに思う子もいるよね！と。

だからこれからは「これからいろんな言葉を言うけど、びっくりしないでね！」みたいな感じで一言了承を得た方がいいのかなーと学びを得ました。

さて、じゃあ性教育講演って下ネタやエロのオンパレードなのでしょうか？

性教育と聞くとどのようなイメージを持ちますか？

実際、「性教育ってどういうイメージ？」と聞くと、

「エロいこと教えるんでしょ～」

「セックスとか妊娠のこととかだけでしょ～」

とか、性教育＝セックスや避妊、妊娠の話とイメージしている人が多いです。

そんな感じなので、性教育は気持ち悪いとかはずかしいとかそういう気持ちを抱いている人も多いようです。
詳しく知りたい人はプラン・ユースグループのアンケート調査報告を見てみてね。

プラン・ユースグループ実施　ユースから見た日本の性教育の実態調査報告書-包括的性教育を目指して　2021年6月

実際、小学生から高校生のときまで性教育を受けたことのないわたしも、「性教育ってどうせエロいこと教えるだけでしょー？」と思っていました。

いやいや！実は性教育ってめちゃめちゃ幅広い分野なの！！（だからおもしろい）

わたしは高校を卒業してから看護学校に入学して、性に関することを学んだし、助産師学校でもさらに学びました。特に助産師学校では小学校での性教育の授業がマストであったんです。

そこから自分の性教育に対する思いや考え方は変わってきました。

性教育はもちろん、セックスや避妊のこと、妊娠のあれこれを学びますが、それはたくさんあるテーマのうちの１つっていうだけ。

いのちやからだ、健康のことや社会生活のこと、自然科学、人権のこととか…。おおまかに分けてみましたが、この中をさらに突っ込んで見ていくと、さらに細かいことがたーくさんあります。

具体的にはセックス（生殖）や避妊以外のことで言うと、最近よく聞くLGBTQや性の多様性、ジェンダーに関すること、人間関係、性暴力、子宮頸がんやHPVといった病気に関すること、性感染症やセルフプレジャー、ボディイメージのことなど。

あとは男女のからだのことや、不妊のことも。

要するにどういうことかというと、セックスとか避妊、出産だけではなくて、人との関わりを軸にしながら科学だったりジェンダー平等をベースにした性教育が今は主流になってきているのです。

このことを包括的性教育っていいます。

これを読んでいるみなさんは性教育を受けたことがありますか？

これを読んでいる人は性教育を受けたことがありますか？

ちなみにわたしはありません。

強いて挙げるならば、修学旅行前の男女分かれて話をされる、あれくらいです。あれは月経についての指導だったかと思います。あとは保健体育の授業でコンドームのことについて学んだ記憶はうっすらあるけれど…。でもその記憶も曖昧です。

2000年代前半に「性教育バッシング」があり、そのときの被害者であるわたしたちの世代。

満足に性教育を受けられる環境ではなく、そのまま大人になってしまいました。じゃあ、それが今は改善されたかというと劇的に改善されているわけではありません。が、以前よりかは性教育について関心が高まっていたり、学校でも産婦人科医や助産師を招いて性教育を実施するところも増えてきました。

でも、まだ十分に浸透しているわけではありません。

じゃあ、実際現在学校での性教育はどんな感じで行われているのか、はまた今度ブログに書こうと思います。

学校で充分に性教育が浸透していないのなら、
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そんな、学校で充分に性教育が浸透していないのはちょっと不安。

中学生や高校生は性に関する知識があやふやな中恋愛をして、いざセックスなどそういうシーンになったときに知識があやふやだと困ってしまいませんか？

また、ママやパパもそんな知識のあやふやな状態で、恋愛してうっかり妊娠しちゃった、させちゃった…なんて一番恐ろしいパターンですよね。何よりも自分の子どもが自分らしい人生を歩めるようにサポートしたいと思いませんか？

そんな中学生や高校生、ママやパパには「性と生のしゃべり場」の参加をおすすめします。

「性のこと、学ぶのって大事だなー」、「性について教えることって恥ずかしくないんだ～」とか、「性についてはずかしくなく簡単に話せるじゃーん」って感じると思います。

それに同じように性に関する知識を得たい人、同じような悩みを抱えている人に出会えて、悩みを共有できたり一緒に考えることもできます。
悩みに関する答えが出ないこともあるかと思いますが、「なんだ！わたしだけじゃないじゃん！」とちょっとすっきりした気持ちを感じられるかもしれません。

そして、助産師である田村ともお話ができますよ！（若造のぺーぺーですが）

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